糖度・比重換算(Brix/SG)
リアルタイム自動計算ICUMSA国際規格ASBC規格準拠

糖度(Brix)・比重換算

糖度(Brix)を比重(SG)、プラトー度(°P)、ボーメ度(°Bé)へ高精度に相互換算。屈折計の品温補正や発酵アルコール度数(ABV)、補糖量を正確に算出します。

クイックプリセット

操作パネル

全項目同期
°Bx
0.0° Bx
果汁や麦汁中のタンパク質・有機酸など、非糖固形分による屈折率のズレを調整する補正値です。
目標値自動算出
入力待機中
比重 (SG)1.0944標準基準温度
プラトー度(°P)22.5°P94.4° Oe
ボーメ度(°Bé)12.44°Bé重液用目盛 (重ボーメ)
潜在アルコール度数(Pot. ABV)12.38%ワインマスト(ブドウ果汁)

ビジュアル計器パネル

22.50° Bx
屈折計目盛視野
0102030405060701.0001.0201.0401.0601.0801.1001.120
境界読取値 22.5° Bx
糖度・比重換算スケール

糖度(Brix)、比重(SG)、プラトー度(°P)、エクスレ度(°Oe)の標準相互換算テーブルです。

Distilled Water (0° Bx)0 - 0.5° Bx
Beer Wort (10-14° Bx)10 - 14° Bx
Fruit Juice (12-16° Bx)12 - 16° Bx
Wine Grape Must (20-25° Bx)20 - 25° Bx
Grade A Maple Syrup (66-67° Bx)66 - 67° Bx
Ripe Raw Honey (80-84° Bx)80 - 84° Bx
沸点上昇+2.4°F (+1.3°C)

単位換算マトリクス

Brix比重ボーメ度エクスレ度屈折率 (nD20)糖分濃度
0.0°1.00000.00°0.0°1.332990.0
2.5°1.00961.38°9.6°1.3366725.2
5.0°1.01952.77°19.5°1.3404251.0
7.5°1.02964.15°29.6°1.3442377.2
10.0°1.03985.53°39.8°1.34810104.0
12.5°1.05036.91°50.3°1.35204131.3
15.0°1.06108.30°61.0°1.35604159.2
17.5°1.07199.68°71.9°1.36010187.6
20.0°1.083111.06°83.1°1.36423216.6
22.5°1.094412.44°94.4°1.36842246.2
25.0°1.105913.83°105.9°1.37268276.5
27.5°1.117715.27°117.7°1.37700307.4
30.0°1.129716.64°129.7°1.38138338.9
32.5°1.141818.01°141.8°1.38582371.1
35.0°1.154219.37°154.2°1.39033404.0
37.5°1.166820.73°166.8°1.39490437.6
40.0°1.179622.08°179.6°1.39954471.8
42.5°1.192623.42°192.6°1.40424506.9
45.0°1.205924.75°205.9°1.40900542.6
47.5°1.219326.08°219.3°1.41383579.2
50.0°1.232927.40°232.9°1.41872616.5
52.5°1.246828.70°246.8°1.42367654.6
55.0°1.260930.00°260.9°1.42868693.5
57.5°1.275231.29°275.2°1.43376733.2
60.0°1.289632.57°289.6°1.43891773.8
62.5°1.304333.83°304.3°1.44411815.2
65.0°1.319335.09°319.3°1.44939857.5
67.5°1.334436.34°334.4°1.45472900.7
70.0°1.349737.57°349.7°1.46012944.8
72.5°1.365338.79°365.3°1.46558989.8
75.0°1.381040.00°381.0°1.471101,035.8
31 プリセット単位計算完了
1.048換算比重(SG)
6.2%推定アルコール(ABV)
12.0°Pプラトー度(°P)

端末内高速演算

すべての演算処理はブラウザのメモリ内のみで完結し、高速に実行されます。

外部通信ゼロの安全設計

入力データは端末内のみで保持され、外部サーバーへ送信されることは一切ありません。

実務仕様のエクスポート

現場や製造業務へそのまま展開できる、最適化済みのクリーンな形式で出力します。

ご利用上の注意・免責事項 本ツールの計算結果は学術・産業標準の算出式に基づきますが、液温や非糖固形分による微差が生じる場合があります。製造・醸造の実務においては実測値と照合のうえご活用ください。

技術リファレンス・アーキテクチャガイド

糖度(Brix)比重換算ガイド — 技術リファレンス

屈折計の温度補正、発酵アルコール補正、シロップ希釈計算に対応し、糖度(Brix)を基準比重(SG)、プラトー度(°P)、ボーメ度(°Bé)、エクスレ度(°Oe)へ高精度に相互換算します。

糖度(Brix)比重換算ガイド — 技術リファレンス — クライアントサイド完全ローカル実行アーキテクチャ図
糖度(Brix)比重換算ガイド — 技術リファレンス — クライアントサイド完全ローカル実行アーキテクチャ図

主要パラメータと設定項目

糖度(°Bx / ショ糖質量分率)浮動小数点数(質量分率 % w/w)

水に溶解した純粋なショ糖(スクロース)の質量分率を示し、ICUMSA(国際砂糖分析統一委員会)SPS-4およびNIST規格に準拠しています。20℃において水溶液100.0g中に含まれるショ糖1.0gが1°Bxに相当します。有効測定範囲は0.0°〜85.0°Bxで、標準状態(STP)における66.7°Bx超過の値は熱力学的過飽和状態を反映します。IEEE 754倍精度浮動小数点演算規格に準拠したO(1)計算量の多項式を用い、クライアント側で瞬時に評価されます。

初期値: 12.0
基準比重(SG 20/20)浮動小数点数(無次元比)

標準校正基準である20℃/20℃における、分析用脱イオン水に対する水性抽出エキスの見かけの真密度比です。ASBC(米国醸造学会)およびAOAC(公定分析法化学者協会)のワイン・醸造標準規格に準拠し、1.0000〜1.4500 SGの範囲を網羅します。非線形な溶質体積収縮および過剰モル体積を数理多項式モデルで高精度に再現し、ネットワーク遅延や外部API通信を発生させずに算出します。

初期値: 1.0480
プラトー度(°P エキス分)浮動小数点数(エキス質量分率 % w/w)

ASBC、EBC(欧州醸造協同体)、IOB(英国醸造学会)の規約に基づく、麦汁中の可溶性エキス分を測定する国際ビール醸造基準規格です。校正範囲は0.0°〜35.0°Pです。純粋なショ糖水溶液では数学的にBrixと一致しますが、穀物麦汁においては高分子のマルトトリオースやデキストリン、分岐α-グルカンの存在によりBrix値と乖離します。

初期値: 12.0
ボーメ度(°Bé 重ボーメ)浮動小数点数(浮秤示度)

高濃度溶液向けにフランス水路学公式(°Bé = 145 - 145 / SG)によって定義された、ワイン醸造および製菓用の浮秤(比重計)目盛りです。0.0°〜45.0°Béの範囲で標準化されており、基準温度20℃(68°F)においてのみ厳密に成立します。業務用転化糖製造、メープルシロップ精製、ブドウ収穫期の糖度管理などに幅広く利用されています。

初期値: 6.6
エクスレ度(°Oe 果汁比重)浮動小数点数(果汁密度単位)

ドイツワイン法(Deutsches Weingesetz)、スイス、ルクセンブルクのブドウ栽培・ワイン醸造基準で用いられる果汁(マスト)密度の指標であり、(SG - 1.000) × 1000 と定義されます。通常の測定範囲は30.0°〜150.0°Oeであり、カビネット(67°〜82°Oe)からトロッケンベーレンアウスレーゼ(150°Oe以上)に至る肩書き付き上質ワイン(プレディカーツヴァイン)の法定完熟等級を規定します。

初期値: 48.0
麦汁補正係数(WCF)浮動小数点数(校正乗数)

光学屈折計のプリズムを通過する光の屈折率がショ糖とは異なる、非ショ糖系糖類、麦芽タンパク質、メラノイジンなどの影響を補正する経験的光学除数です。一般的な設定範囲は1.00〜1.10であり、標準的な大麦麦芽麦汁の基準値としては1.04が確立されています。

初期値: 1.04

現場のベストプラクティス・実践Tips

プリズムの熱平衡待機時間

測定値を読み取る前に、光学プリズム上に検液を滴下した状態で30〜45秒間静置してください。自動温度補正(ATC)機能を備えた屈折計であっても、内部のバイメタル機構が検知するのは計器本体の周囲温度のみであり、煮沸直後の熱い麦汁や冷却セラーから取り出した冷たい試料による熱衝撃(急激な温度変化)までは補正できません。熱平衡に達する前に測定すると、光学的歪みによって最大で±0.8°Bxの測定誤差が生じます。

測定前における発酵中試料の脱気処理

比重計(浮秤)を浮かべる前に、減圧ろ過、遠心分離、または2つの容器間で勢いよく注ぎ替えるスワッピング法などを用いて、活発に発酵中のビールやワイン果汁を十分に脱気してください。液体中に溶存する二酸化炭素がガラス製比重計のステム(目盛管)表面に微細な気泡(マイクロバブル)を形成すると、浮力と毛管現象による上向きの力が働き、比重の読み取り値を最大0.004 SGポイントほど不当に高く押し上げてしまいます。

麦汁補正係数(WCF)の実測校正

原料構成(モルトビル)が異なる仕込みに対して、標準のWCF 1.04を一律に適用することは避けてください。複数のバッチにおいて、発酵前の冷却麦汁を用い、校正済みガラス比重計の示度と光学屈折計の示度を比較して各自の測定環境に応じた数値を特定します。タンパク質含有量の多い小麦やオーツ麦を使用した麦汁では通常1.06〜1.08が必要となる一方、副原料比率の高いピルスナーでは1.02付近に収まります。

希釈時における熱力学的体積収縮

高濃度Brixのショ糖シロップを純水で希釈・調合する際は、体積の単純加算ではなく、必ず質量収支(kg単位)に基づいて仕込み収量を計算してください。水分子とショ糖分子のヒドロキシル基との間に生じる水素結合により、0.5%〜1.2%の負の過剰モル体積(体積収縮)が発生するため、単純な体積加算で計量すると目標容量に対して充填不足が生じる原因となります。

果汁ピューレにおける有機酸屈折バイアス補正

柑橘類、パッションフルーツ、サワーチェリーなどの高酸度果汁・ピューレでは、遊離有機酸(クエン酸、リンゴ酸、酒石酸)の単位質量あたりの屈折率増加量がショ糖よりも低くなります。光学屈折計の測定値を重量法による絶対乾燥固形分と一致させるには、滴定酸度(無水クエン酸換算)1.0%あたり約0.20°Brixを加算して補正してください。

よくある落とし穴とトラブルシューティング

⚠️屈折計の明暗境界線(青白の境界)が不鮮明または歪んでいる

懸濁した不溶性固形分(セルロース、酵母細胞壁、ホップ滓/トラブ)やコロイド状脂肪分が入射光を臨界角界面で散乱させていることが原因です。検体を0.45μmメンブレンフィルターまたは標準的な無灰セルロースろ紙でろ過し、70%イソプロピルアルコールと非研磨性レンズペーパーを用いて光学プリズムの油分を完全に拭き取った上で、カバープレート(採光板)全面に気泡が入らないよう均一に密着させてください。

⚠️算出された最終比重(真のFG)が理論上あり得ない異常値になる

麦汁補正係数(WCF)を適用せずに屈折計の示度を入力したか、初期比重(OG)として未発酵麦汁の糖度ではなく発酵途中の見かけのBrix値を誤入力した可能性があります。OGには酵母投入前の未発酵Brixを入力し、現在の示度には未補正の見かけのBrixが設定されていることを確認した上で、単純な線形近似ではなく3次多項式アルコール補正方程式(Terrill計算式など)を用いて算出してください。

⚠️比重計が水の基準線(1.000)より深く沈んでしまう

比重計の校正基準温度(20℃または15.5℃/60°F)に対して試料温度が高いために液体密度が低下しているか、または溶液中にエタノール(比重0.789 g/cm³)が含まれていることが原因です。完全発酵した辛口のシードルやワインでは、比重が自然と1.000 SGを下回ります(通常0.992〜0.996 SG)。計器の基準温度に合わせた脱イオン水を測定し、内部の紙製目盛りがずれていないかも確認してください。

⚠️ピアソンの十字法による希釈調合で完成体積が想定よりわずかに少なくなる

ショ糖の水和シェル内に水分子が稠密に再配置されることで過剰混合モル体積が生じ、全体の体積が物理的に収縮することが原因です。目標容量に溶液比重を乗じて質量を算出(質量 = 体積 × SG × 水の密度 ρ_water)し、工程管理の計量基準を体積基準(リットル)から質量基準(キログラム)へと移行してください。

よくある質問 (FAQ)

糖度(Brix)から比重(SG)を計算するにはどうすればよいですか?▼

糖度(Brix)から基準比重(SG 20/20)への換算には、ASBC(米国醸造学会)の公定多項式を用います:SG = 1 + (Brix / (258.6 - ((Brix / 258.2) * 227.1)))。比重からBrixへの逆換算式は Brix = (((182.4601 * SG - 775.6821) * SG + 1262.7794) * SG - 669.5622) です。簡易的な暗算の目安としては、1°Bxあたり約0.004 SGポイント(例:10°Bx ≒ 1.040 SG、20°Bx ≒ 1.083 SG)に相当します。当ツールの計算処理は、外部サーバーへの通信を一切行わず、クライアント側のサンドボックス化されたWeb Worker内で決定論的なO(1)計算量で高速実行されます。

発酵中のビールやワインの測定において屈折計の数値が不正確になるのはなぜですか?▼

発酵液中のエタノールは密度が低い(0.789 g/cm³)にもかかわらず、純水(1.3330)よりも高い屈折率(1.3614)を持つため、屈折計では示度が過大に表示されてしまいます。酵母が高密度の糖を消費して低密度かつ高屈折率のアルコールを生成するにつれ、光学プリズムの明暗境界線が高止まりします。真の最終比重(FG)およびアルコール度数(ABV)を正確に求めるには、仕込み時の初期Brix、測定時の見かけのBrix、および麦汁補正係数(WCF)を連立させる3次経験多項式(Sean Terrill計算式やASBC公式など)による補正演算が不可欠です。

温度はBrixや屈折計の測定値にどのような影響を与えますか?▼

温度変化は液体の密度と屈折率を直接変動させます。校正基準である20℃から温度が10℃上昇するごとに、光学屈折計の示度は約0.70°〜0.80°Bx低く偏位します。自動温度補正(ATC)機構付きの計器であっても、内部バイメタルが補正するのは計器周囲の室温であり、プリズム上に直接置かれた高温の煮沸麦汁などの熱衝撃までは相殺できません。検体をプリズム上に滴下後30〜45秒間静置して熱平衡状態に到達させるか、ICUMSA SPS-3温度補正テーブルに基づいた数理補正を行う必要があります。

Brix、プラトー度、ボーメ度、エクスレ度の違いは何ですか?▼

糖度(°Bx)は製糖産業で規定されたショ糖の質量百分率(% w/w)を表します。プラトー度(°P)はビール醸造において溶解した麦芽エキス分を測定する標準規格です。ボーメ度(°Bé)はフランスのワイン醸造や製菓において高濃度糖液・シロップの比重を測る尺度です。エクスレ度(°Oe)はドイツのブドウ果汁密度規格であり、(SG - 1.000) × 1000 で算出されます。純粋なショ糖溶液において1°Bxは1°Pと等価ですが、ビール麦汁では光学特性および比重特性が異なる複合デキストリンや水和マルトースの影響を受けるため、プラトー度とBrix値は乖離します。

完熟果実、ワイン用ブドウ、蜂蜜の適正な糖度(Brix)基準はどれくらいですか?▼

商業流通および品質基準における適正Brixの目安は次の通りです:イチゴやトマトは8.0°〜12.0°Bx、リンゴや柑橘類は11.0°〜15.0°Bx、サクランボや生食用ブドウは14.0°〜18.0°Bx、ワイン用ブドウ(シャルドネ、カベルネ等)は21.0°〜25.0°Bx(仕上がりアルコール度数12.5%〜14.5% ABVに相当)、真正メープルシロップは規格基準で66.0°〜67.0°Bx、天然蜂蜜は80.0°〜84.0°Bx(日本農林規格/国際規格基準で水分含有率20%〜18.6%以下)となります。法定基準値を下回る場合は、未熟収穫または加水偽装の疑いが生じます。

ピアソンの十字法を用いて糖液の希釈割合を計算するにはどうすればよいですか?▼

ピアソンの十字法(ピアソン・スクエア)は、質量基準の配合比率を算出する手法です。中央に目標Brix、左上に高濃度濃縮液のBrix、左下に希釈水(0°Bx)を配置し、対角線上に減算して混合比率を求めます(濃縮液の部数 = 目標Brix - 0、水の部数 = 濃縮液Brix - 目標Brix)。糖度(Brix)は質量分率(% w/w)を示すため、希釈混合を行う際は、液体の体積収縮による誤差を防ぐ目的で、必要な液量にそれぞれの比重を乗じて絶対質量(kgやg)に換算してから調合してください。

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