パレット積載計算(Ti-Hi)

パレット積載計算(Ti-Hi)

ISO規格準拠

パレット積載効率とTi-Hiパターンをリアルタイムに解析・可視化できる対話型計算ツールです。ブラウザ内完結の高速処理により、外部へデータを送信することなく安全にシミュレーションできます。

クイックプリセット
積載パラメータ設定
カートン(外箱)寸法in / lb
パレット基本仕様
段積み制限・ルール
逆算積載計画
寸法整合性(幾何適合)Ti-Hi: 8 × 5 = 40
1段あたりのケース数: 8面積利用率: 81.5%
12345678
パターン複雑度パレット床面積: 81.5% | 総重量: 1,022 lb
面積・容積積載効率81.5% / 81.5%
総積載カートン数40 カートン (8 1段箱数(Ti) × 5 段数(Hi))
総積載重量1,022 lb

ブラウザ完結の超高速計算

すべての最適化アルゴリズムをブラウザのメモリ上で直接実行し、瞬時に積載パターンを算出します。

サーバー送信ゼロの完全秘匿

入力された荷姿や物流量のデータは端末内にのみ保持され、外部サーバーへの通信は一切行われません。

実務対応の仕様出力

倉庫管理システム(WMS)や物流現場へ即座に共有可能な最適化データ形式でエクスポートできます。

免責事項:本ツールの算出結果は理論値に基づくシミュレーションです。実際の段ボールの胴膨れ、圧縮強度、パレットの耐荷重、輸送時の振動・荷崩れ防止措置、運送規制等に応じ、必ず実機・現場での検証を行ってください。

技術リファレンス・アーキテクチャガイド

パレット積載(Ti-Hi)計算 — 技術リファレンス

パレット積載効率とTi-Hiパターンをリアルタイムに解析・視覚化する高精度シミュレーター。ブラウザ完結のクライアントサイド処理で積載設計を最適化します。

パレット積載(Ti-Hi)計算 — 技術リファレンス — クライアントサイド完全ローカル実行アーキテクチャ図
パレット積載(Ti-Hi)計算 — 技術リファレンス — クライアントサイド完全ローカル実行アーキテクチャ図

主要パラメータと設定項目

パレット標準規格パレット規格

積載面の基準となる標準パレット規格を選択します。北米GMA規格1A(1219×1016mm / 48×40インチ、ISO 6780準拠の動荷重1,270kg / 2,800lb)、欧州EUR 1 / EPAL 1(1200×800mm、動荷重1,500kg)、EUR 2 / 英国規格(1200×1000mm)、海上コンテナ用ISO規格(1140×1140mm / JIS T11型相当)、豪州AS 4068(1165×1165mm)に対応。外形寸法、桁(ストリンガー)やブロックの配置構造、および自重(風袋重量)の基準値を設定します。

初期値: GMA規格1A(1219×1016mm)
カートン外寸(長さ×幅×高さ)外形寸法(L×W×H)

ISTA 3A基準の測定精度に基づく個装段ボール(外装箱)の3次元外寸(OD)。保管ラックの梁(ビーム)との接触・干渉を防ぐため、罫線部の膨らみ(バルジ)許容誤差として各面に3.175mm(0.125インチ)の余裕を組み込む必要があります。

初期値: 406×305×254mm(16.0×12.0×10.0インチ)
カートン総重量梱包総重量

製品本体、緩衝材(ダンネージ)、および段ボール自重を含む1ケースあたりの総質量。ASTM D642の垂直圧縮強度限界および厚生労働省やOSHA/ISOの人間工学に基づく単独作業者の人力荷扱基準(上限23kg / 50lb)に準拠して評価します。

初期値: 11.34kg(25.0lb)
最大積載高(クリアランス)垂直空間寸法

パレット自体の高さ(GMA桁パレットは140mm / 5.5インチ、EPAL 1は144mm / 5.7インチ)を含むユニットロードの最大許容垂直寸法。物流現場の標準制限値として、大型ドライバン(内高約2794mm)の2段積み用1320mm(52.0インチ)、自動倉庫(高層ラック)搬送コンベヤの通過限界1651mm(65.0インチ)、海上ハイキューブコンテナ用の2133mm(84.0インチ)などが設定されます。

初期値: 1651mm(65.0インチ)
はみ出し許容量(オーバーハング)外周許容寸法

パレットデッキ外縁からのカートンの最大許容水平突出長。自動倉庫(AS/RS)クレーンやドライブインラックでは光電センサー誤検知や支柱干渉を防ぐため厳密に0.0mmが義務付けられます。一般的な混載便(LTL)トラック輸送では最大12.7mm(0.5インチ)まで許容される場合がありますが、段ボールの耐圧縮安全率が32%低下するペナルティが発生します。

初期値: 0.0mm(0.0インチ)
積付パターン種別積付様式

「棒積み(カラムスタック:四隅の稜線を直上に揃え、マッキー式による耐圧強度を100%維持するがせん断噛み合わせ強度はゼロ)」または「交互列積み/風車積み(インターロッキング:段ごとに回転配置し輸送時の横揺れ摩擦抵抗を高めるが、フラップ中央部への点荷重集中により有効BCT強度が30%〜45%低下)」から選択します。

初期値: 交互列積み(インターロッキング)

現場のベストプラクティス・実践Tips

四隅のオーバーハングによる耐圧強度32%急減リスクの補正

段ボール箱の垂直耐荷重(軸方向強度)の約65%は、4つの垂直な角(稜線・スコアライン)によって担われています。パレット外縁からわずか12.7mm(0.5インチ)のはみ出し(オーバーハング)を許容するだけでも、片側の角2箇所が片持ち梁(カンチレバー)状態となり直接の鉛直支持を失います。これにより、ASTM D642動的試験において最下段の耐圧強度が即座に32%低下し、トラック輸送中の胴膨れや座屈、荷崩れ事故を誘発します。

マッキー式BCT強度計算に対する湿度劣化補正係数の適用

試験室環境(ASTM D685準拠:温度23℃、相対湿度50%RH)で測定される段ボール箱の圧縮強さ(BCT:Box Compression Test)基準値は、海上コンテナ輸送やコールドチェーン環境下で非線形に急低下します。相対湿度80%RHの環境では、段ボールが吸湿して圧縮剛性の48%〜55%が失われます。国際海上コンテナや冷蔵冷凍便における最大段数(Hi)を算出する際は、マッキー式(McKee formula)による基準耐圧荷重に3.5〜5.0の環境劣化安全係数を乗じて設計してください。

自動倉庫(AS/RS)での入庫拒否を防ぐ動的胴膨れ(バルジ)の考慮

ストレッチフィルムの拘束力(ASTM D4649規格:15lbf超)および長期保管時の静的段積み荷重を受けると、段ボールの側面パネルは外側へ箱あたり3.175〜6.35mm(0.125〜0.25インチ)撓みます。1層あたり4箱(Ti=4)並ぶレイアウトでは、累積胴膨れ(バルジ)により積載幅が25.4〜38.1mm(1.0〜1.5インチ)拡大します。自動倉庫(AS/RS)ではこの横方向の拡張がラック許容寸法を超過し、荷受ステーションの光電センサー式ライトカーテンを遮って自動リジェクト(入庫停止)の原因となります。

外部ネットワークへのデータ漏洩を防ぐクライアント側O(n)ギロチン分割計算

ToolsAAのパレット積付アルゴリズムは、ブラウザ内のJavaScript実行サンドボックス環境において、O(n)ギロチンカット最適化行列を用いた2次元直交ビンパッキングおよび風車パターンのヒューリスティクスを完全クライアントサイドで実行します。企業秘密であるSKU寸法、船荷証券(B/L)記載の貨物情報、独自の梱包幾何データを外部サーバーや第三者エンドポイントへ送信することなく揮発性メモリ内でのみ処理するため、機密性の高い物流マニフェストの安全性が厳格に保証されます。

よくある落とし穴とトラブルシューティング

⚠️総貨物重量がパレットの動荷重許容限界を約270kg(600lb)下回っているにもかかわらず、トラック輸送中に最下段の段ボール箱が圧壊・座屈する。

カートンの積み重ね配置とパレット上面デッキボードの隙間間隔(すきま寸法)を検証してください。棒積みから交互列積み(インターロッキング/風車積み)に変更すると、上段カートンの四隅が下段カートンの強度が低い天面フラップ中央部に乗るため、圧縮強度が30%〜45%低下します。さらに、木製GMAパレット上面の板間隔が89mm(3.5インチ)を超えていると、カートン底部が内側に落ち込み変形します。対策として、棒積みに戻した上で、第1層と第2層の間に厚さ0.5mm(0.020インチ)のファイバーボード製スリップシートまたは破裂強さ200lbクラスの段ボールパットを挿入し、集中荷重をパレット桁全体へ分散させてください。

⚠️計算ソフトウェア上でははみ出し(オーバーハング)がゼロと判定されるにもかかわらず、自動倉庫(AS/RS)の外形検知光電センサーによってパレットが入庫拒否される。

木製パレットの製造公差、ストレッチフィルムの巻き厚・余長、および段ボールの吸湿膨張を入力寸法へ反映してください。認定GMA規格パレットには通常±6.35mm(±0.25インチ)の製造公差が認められています。さらに20μm(80ゲージ)のストレッチフィルムを巻き(片側あたり約3.2mm増加)、倉庫内の湿度によって段ボール外壁が2%膨張すると、呼び寸法1219×1016mm(48×40インチ)の積載物は実寸1238×1029mm(48.75×40.5インチ)に達します。外縁からマイナス12.7mm(0.5インチ)の内側クリアランスバッファ(有効寸法1206×1003mm)を設定してTiパターンを再計算してください。

⚠️トラック荷台の容積(立方体積)が満杯になる前に、道路交通法や車両制限令の車軸重量制限(軸重制限)に達してしまう(容積余裕を残した重量超過)。

車両の軸重分布(前軸・後軸・トレーラー軸)の適正バランスを計算し、道路法・車両制限令(諸外国では連邦橋梁重量算定式 23 CFR § 658.17等)の総重量規制に適合させてください。大型トラックやトレーラーでは、総重量制限(日本国内では基準20t〜25t、米国53ftバンでは貨物正味約20.4t / 45,000lb)を超えない配慮が不可欠です。計算されたTi-Hiの組み合わせでパレット重量合計が上限を超過する場合は、Hi(積載段数)を1段減らすか(例:6段から5段へ縮小)、高重量パレットを荷台中央部へ回転配置(風車配置)し、前後の駆動軸・後輪軸上には段数を落とした軽量パレットを配置して重量分散を図ってください。

よくある質問 (FAQ)

パレット積載における「Ti-Hi(タイハイ)」の計算方法は?▼

Ti-Hi(タイハイ)は、1層あたりのカートン数「Ti(Tier / 面あたりの箱数)」と垂直積載段数「Hi(High / 積載層数)」を掛け合わせて算出します(総カートン数 = Ti × Hi)。Tiはパレットの有効寸法に対し、カートンの長さ・幅を平行・直角・または風車状に組み合わせる2次元直交充填アルゴリズムにより、許容はみ出し制限内で最大個数を求めます。Hiは高さ制限による上限値「floor((最大クリアランス高さ − パレット自重高さ) ÷ カートン高さ)」と、パレットの耐荷重による上限値「floor(最大積載重量 ÷ (Ti × カートン総重量))」のうち、小さい方の値(制約条件)を採用して決定します。

53フィートトレーラーと40フィート海上コンテナへのGMA規格(48×40インチ)パレット積載可能枚数の違いは?▼

北米標準の53フィートドライバントレーラー(内幅約2540mm / 100インチ)には、GMA規格48×40インチパレット(1219×1016mm)をストレート配置(幅2列×奥行き13列)で26枚平積み(1段)でき、回転配置(1列あたり縦1枚・横1枚の組み合わせ積み)を行うと最大30枚積載可能です。パレット総高さが1320mm(52インチ)未満かつ重量制限を満たせば、2段積みで52〜60枚積載できます。一方、ISO 40フィート海上コンテナは内幅が約2350mm(92.5インチ)と狭いため、GMAパレットは平積みで20枚、回転配置を適用しても最大21枚の積載に留まります。

棒積み(カラムスタック)と交互列積み(インターロッキング)の強度の違いは?▼

垂直方向の耐圧縮強度においては、棒積みが交互列積みよりも30%〜45%高い強度を発揮します。これは最も荷重を支える段ボールの4つの角(垂直稜線)が最上段からパレット面まで一直線に整列するためです。しかし、棒積みは層間の摩擦噛み合わせがないため、高張力ストレッチフィルム(ASTM D4649準拠)やPPバンド等で結束しないと輸送中に荷崩れを起こしやすくなります。一方、交互列積み(レンガ積み・風車積み)は目地をずらすことで輸送中の横揺れに対する安定性を高めますが、上段の角が下段の脆弱な天面フラップ中央部に点荷重として作用するため、積載全体の耐荷重能力が大幅に低下します。

保管ラックや輸送時におけるパレットからのはみ出し(オーバーハング)の許容基準は?▼

自動倉庫(AS/RS)やドライブインラックでは、はみ出し(オーバーハング)許容量は厳格に0.0mm(0.0インチ)と定められています。わずか6.35mm(0.25インチ)の突出でも外形検知センサーを遮断したり、ラックの支柱に衝突・引っかかる危険があります。一方、トラック貸切便(FTL)や混載便(LTL)などの一般道路輸送では最大12.7mm(0.5インチ)まで実務上許容されるケースもありますが、支えのないカートンの角により最下段の耐圧強度が最大32%低下し、荷傷みや破損事故のリスクが著しく増大します。

マッキー式(McKee formula)による段ボールの圧縮強度(BCT)の計算方法は?▼

マッキーの簡易算定式では、段ボール箱の耐圧縮試験値(BCT)を「BCT = 5.87 × ECT × √(T × 外周長)」として推計します。ここでECTは段ボール原反のエッジクラッシュ強度(kN/mまたはlb/in)、Tは段ボールシートの厚み(フルート厚)、外周長は2 × (箱の長さ + 箱の幅)です。パレット積載時における最下段カートンの許容静荷重を算出する際は、計算されたBCTを実運用上の安全係数で除算します。安全係数は、クリーンで短期間の倉庫保管では3.0、高湿度環境での長期保管や動的振動を受ける海上輸送では5.0〜8.0を設定します。

標準的なGMA規格パレットおよびユーロパレットの最大積載重量(耐荷重)は?▼

認定GMA Spec 1A規格の48×40インチ(1219×1016mm)硬木パレットは、フォークリフト荷役時の動荷重耐力が1,270kg(2,800lb)、静止保管時のラック静荷重限界が2,041kg(4,500lb)です。一方、欧州標準規格EN 13698-1に準拠した木製EUR 1 / EPALパレット(1200×800mm)は、動荷重が1,500kg(3,300lb)、平坦で均一な床面設置時の最大静荷重が4,000kg(8,800lb)と規定されています。

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